umauma-gohan diary

〜サンフランシスコの暮らしと日々のうまうまごはん日記〜

ボルシチ作りました


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生ビーツを使って、はじめてボルシチを作りました。

 

ビーツはファーマーズマーケットでよく見かけますが食べ慣れてないので、ファーマーズマーケットの人に美味しい食べ方を聞いたら「オーブンで焼いたり、バターでソテーするのがいい」と言ってました。ビックリするほどシンプル!

 

以前、バターソテーはやってみたので、今度はボルシチを作ることにしました。ロシアには行ったことないけど、ロシア好きでよくボルシチを食べました。ボルシチは家庭料理なので、お店によって味はさまざまですね。なるべく本場の味に近いと言われるレシピを参考にして作ってみました。

 

 

主人はビーツが苦手でヘソを曲げてました。ただ、ビーツはものすごい栄養を含んでいるんですよ!

 

◎Beets(ビーツ)

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ビーツは「奇跡の野菜」「食べる輸血」とも言われ、学術的にも認められたスーパーフードです。

ビーツは身体の中で一酸化窒素(NO)を作り出す働きを促進し、このNOは血管を拡張し、血行を促進したり、血管を柔らかくする効果があります。このあたりが「食べる輸血」と呼ばれる理由だと思います。血行が改善すると、持久力UP、疲労回復、基礎代謝UP、運動能力UP、ダイエット、便秘解消に効果があります。まさしく医者いらず。このようなビーツの働きを発見した科学者が「ノーベル生理学・医学賞」を受賞しているのだそうです。ビーツの効果は、学術的にちゃんと認められているがすごいですね。

 

<ビーツの主な効果>

・むくみ解消
・高血圧予防
動脈硬化予防
・抗酸化作用によるがん予防
・腸内環境を整える
・肝機能を高める
・肌を健康に保つ
・糖尿病予防
・血行不良改善

どれをみても積極的に取り入れたい野菜です。

 

レシピはいろいろな方のレシピをいいとこ取りでミックスして作りました。中でも、ご主人がウクライナ人の奥さまのレシピを参考にしました。気をつけたことはビーツの赤色をスープに活かすこと。

 

自画自賛ですが、かなり美味しく仕上がりましたよ〜〜( ͡° ͜ʖ ͡°)🎶

 

◎材料(3人分)

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・牛肉 200g

・生ビーツ 1個

・玉ねぎ 1個

・人参 1本

・セロリ 1本

・じゃがいも 大1個

・キャベツ 1/6くらい(200g)

・トマト(またはホールトマト缶)1個

・ニンニク 2粒

・青ネギ 2〜3本

ローリエ 3枚

《付け合わせ》

・ディル

サワークリーム

 

◎生ビーツの茹で方


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①生ビーツはしっかり洗い、皮付きのまま水から茹でます。酢を少量入れるとビーツの色が抜けにくくなります。

②沸騰したら弱火で15分くらい茹でます。茹で時間はだいたい計40分くらいが目安です。茹で具合を確認する時にクシは刺さないこと。ビーツの赤味が抜けないようにする為です。

③茹でたら流水で表皮をむくか、包丁で皮をむきます。キッチンまわりは真っ赤に染まりますがすぐ水で洗えば問題ないです。

 

◎作り方

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お肉は通常カレーやシチュー用の牛肉を使いますが、時間がかかるので牛肉の薄切りを使いました。

 

①牛肉に塩と胡椒をして下味をつけます。

フライパンを熱し、オリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを弱火で炒めます。オイルに香りがついたら牛肉を軽く炒めます。

 

◎Garlic Olive Oil

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トレジョのガーリックオリーブオイル(右)がオススメです。ニンニク好きにはたまりませんよ。

 

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②スープを取ります。

①に水800mlと青ネギ2〜3本、ローリエ1枚を入れて加熱し、灰汁がでたら取り除きます。チキン顆粒(チキンブイヨン)を小さじ1入れます。

 

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③材料を切ります。

玉ねぎとセロリとじゃがいもは薄切りに。トマトはざく切りに、人参とキャベツは千切りにします。じゃがいもは切ったら水にさらします。

 

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④湯がいたビーツは短冊切りに、にんにくはみじん切りにします。

ビーツを切るとまな板や包丁が赤くなるので、気になる方はまな板にラップやキッチンペーパーを敷いて切るといいですよ。切ったあとにすぐに洗えば色は落ちます。

 


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⑤別鍋で野菜を炒めます。

熱した鍋にオリーブオイルをひいて、弱火でにんにくを炒めます。そこに玉ねぎとセロリを半透明になるまでいため、次に人参とじゃがいもを入れてよく炒めます。

 


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⑥ビーツを入れて炒めます。

その上にキャベツを入れてさらに炒めます。

 


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⑦調味料を加えていきます。

先にトマトペーストを入れてよく炒め、ケチャップと塩胡椒で味を整えます。以下の調味料を加えて、全体がよく炒まったら、ざく切りにしたトマトを加えて煮込みます。

 

・トマトペースト 大さじ2
・トマトケチャップ 大さじ1

・塩と胡椒 味見をしながら調整

・ホワイトビネガーまたは酢 大さじ2

(酸味好きなので多めに入れました)

・砂糖 小さじ2

 

★なかなか味が決まらず、何度も何度も味見をして、味を整えていったので最終段階の分量を正確に計れませんでした。調味料の分量は目安にしてください。

 


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⑧別鍋で煮ていた牛肉とスープ800mlを入れます。(青ネギは取り除く)

塩胡椒で味を整え、ローリエ2枚を加えてから中火で10分煮込みます。

 

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⑨完成でーす!一旦火をとめて休ませ、食べる前に加熱した方がより一層美味しくなります。

 

◎ビーツの赤味を活かしたスープにする為の注意点

・綺麗な色を出す為に生ビーツは皮ごと茹でます。

・ビーツの茹で具合を確認する為に、クシを刺して赤味を茹で汁に出さないよう注意してください。

・ビーツは煮過ぎると色が飛び濁ります。スープはブクブク沸騰させず、鍋蓋も完全に閉めず、弱火で仕上げの煮込みをしてください。

 

◎付け合わせ


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仕上げにディルとスメタナサワークリームを乗せると本格的なボルシチの味になります。私的にはディルとスメタナサワークリーム)なしでは、好きなボルシチの味になりません。とても重要な役目です。

 

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翌日のボルシチはすべての味が一体になって、最高に美味しかったです。

 

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じゃがいもはビーツの赤色が染まって赤くなっていました。いいかんじ〜。

 

ビーツが苦手な主人はブーブー言ってましたが、翌日はしっかり食べてくれました。私はボウルたっぷりのボルシチを2杯食べました。野菜たっぷりの赤いスープは朝ごはんに合いますね。

 

◎Kafebochika

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私が好きなロシア料理店は、大阪谷町にある「カフェボーチカ」ここのお客さまは国際色豊か。ボルシチはロシアの方が本場の味だと言ってました。お近くの方は是非!

https://retty.me/area/PRE27/ARE96/SUB9601/100001169570/

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

 

赤いうまっこスープ

All photos by umauma

 

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