umauma-gohan diary

〜サンフランシスコの暮らしと日々のうまうまごはん日記〜

試練の先には光がある


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昨日のつづきになります。

umauma-gohan.hatenablog.com

 

短大を卒業し、幼稚園教諭の免許は取得したものの、結局、父の希望の幼稚園教諭にはならず「何のために高い学費を払ったんだ!」と毎回言われながら、卒業してもフラフラしていました。

やっぱり、デザインやファッションに関わる仕事がしたい!

でも、自分にはその学歴もツテも方法もなくて、アルバイト情報をみてはグラフィックデザイナー募集の広告をひたすら探し、履歴書を書いては面接に行き、ほぼほぼ同じセリフで「幼児教育科なのにどうしてデザインの仕事がやりたいの?」と聞かれ、かなり高い確率で落とされました。いやいや全滅だったかもしれません。落ちても、落ちても、諦めきれなかったのは、進学を決めた時の自分の不甲斐なさに嫌気がさしていたし、親にも迷惑をかけたし、就職は自分の意志を貫き通したかったんですけど力不足。もう腐ってました。(苦笑)

 

そんな中、代役で行ったバイトからはじまり、関連会社の社長に声をかけられ、最終的にはそこの会社に拾ってもらったのですが、私がラッキーだったのは、その会社のイケメン三人上司が、一人は印刷会社の社長、一人はコピーライター兼プランナー、一人はプログラマーと、それぞれ違う分野の生業を持った上司と出会ったこと。

働かせてもらっているのに、若気の至りで将来の夢やなりたい仕事の話をしていたら「自分のやりたい仕事をした方がいい。紹介状を書いてあげるよ。」と背中を押してもらったのです。

「推薦するデザイン事務所は◯◯◯という事務所だけど、そこは即戦力にならないと雇ってくれない。君はまだ何もできないだろうから、まずは修行に行きなさい。修行が終わったら、迷わず、その事務所に行きなさい。」と、上司の方が理解ある父親みたいでした。(苦笑)

 

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修行させてやって欲しいと紹介状を書いて頂いた先は大きなデザイン事務所でした。面接に行ったら、いきなりディレクターで採用されかけたので、それはあり得ないと思い、事情を話してお断りしました。あとで聞いたら、ディレクターの肩書きでしたが、実は営業の仕事だったんですよ。

ならばならばと今度は一人でやってらっしゃっるフリーランスのグラフィックデザイナーに紹介状を書いて下さり、そこで採用となりました。

腕のいい優秀なグラフィックデザイナーということで紹介されたのですが、腕はよくてもお金の管理が苦手だったようで、給料を払ってもらえず、そこから苦難の道が始まるのでした。

 

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社長は職人気質の人でとにかく厳しかった。私の仕事は電話番と社長の作業を見ることから始まりました。そのうち写植の指示や紙焼きという作業を覚えたのですが、一から教えてくれたのは社長ではなく、写植の職人さんでした。

社長は仕事が終わるととっとと居なくなり「帰ってヨシ」の電話が来るまで待つという古い体質でした。こんな調子でチカラはつくんだろうかと不安になりました。ただ、よかったことは今や絶版の本や素晴らしい写真集が置いてあったので、待ち時間はその本や写真集を見たり読んだりしました。

 

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給料は月を越えても払ってもらえず、働いているのにずっと貧乏暮らし。「お給料を払ってください」と言い出せず、仕事終わりに学生時代からやっていた「Lapine」というカフェでバイトさせてもらいました。今となっては言いたいことが山ほどありますが、自信のない21歳の見習いにはなす術がありませんでした。

 

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私が勤め出して1年半。その事務所は倒産しました。ある朝、社長から呼び出され、唐突に「事務所をたたむことになった。自分は大手印刷会社のデザイン室に室長として引き抜かれたので、君もついて来なさい。」と言われました。私は見習いの身でしたが、今こそチャンス!と思って、その場で断りました。社長は拍子抜けした顔をしていました。行き場はあるの?他では通用しないキャリアだよ、と言いたげでした。まさか私が断るとは思ってなかったのでしょう。

 

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そこから私は、修行が終わったら迷わずこの事務所に行きなさいと言ってもらった事務所に面接に行き、採用となり、今までとはまったく違うやり方でうんと学ばせてもらい、希望通りの仕事に就くことができたんです!!!

毎日が楽しくて楽しくて、自分には勿体ないと思うほどハッピーでした!まわりの先輩達もみんなキラキラしている人ばかりでした。もちろんお給料も毎月きちんと頂きましたよ。働いているから当たり前ですけどね😉(笑)

後日談ですが、その社長が自分の部下をたくさん引き連れて、私をたよりに仕事の見学を依頼して来たんです。若い子達に仕事を見せてやってほしいと。この時ばかりは色んな思いを昇華することができました。

 

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私の就きたかったグラフィックデザインの仕事は、結果、21歳から結婚するまで続きました。

父との約束をいっぱい破ってきた私ですが「自分で食べていきなさい」の約束は果たせたと思います。そして、父が「絶対、将来食っていけない」と言ったデザインの仕事で長年お給料をいただいてきました。

頑固親父の娘なので、私も頑固者に決まってるんです!いろいろあったけど、お父さん、ありがとね。

そして、背中を押してくれた今は亡き上司に心から感謝します。この道に進むきっかけを作ってくださって、本当に、本当に、ありがとうございました!

 

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日本をたってから、今日4月11日でちょうど5年が経ちました。デザインの仕事にはまったく未練はありません。やりきった!(笑)

海外で暮らすことは、私にとって第二の人生の始まりです。

生活も言葉も文化も人との関わりもすべていちから。また見習い気分で頑張っています!(笑)苦しいことや凹むことも多々あるけど、その先には光があると信じています。

 

見習いにもどるウマ子

 

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