umauma-gohan diary

〜サンフランシスコの暮らしと日々のうまうまごはん日記〜

本の聖地『CITY LIGHTS BOOKSTORE』

f:id:umauma_gohan:20210911001223j:image

『CITY LIGHTS BOOKSTORE』

聖地と呼ばれる書店はいくつもありますが、私が知る書店では、ポートランドのパウエルズブックス、パリのシェイクスピア・アンド・カンパニー、鳥取定有堂書店があります。定有堂書店は侮るなかれ、世界の本オタク達の聖地となっているのですよ。

f:id:umauma_gohan:20210910235205j:image

ここサンフランシスコでは、グリーンアップルブックス、ブラウザーブックス、ロシアンヒルブックストアなど、数多くの書店があります。中でもベイエリアの歴史の中で最も有名な詩人の一人、ローレンス・ファリンゲティが創業したシティライツブックストア(CITY LIGHTS BOOKSTORE)は伝説的な老舗書店です。単なる書店ではなく(出版社でもある)自由な精神をもったアーティストたちが集まる文化的拠点となった場所で、現在も当時の精神を受け継いでいます。

f:id:umauma_gohan:20210910081651j:image

↑ネット引用

創業者のローレンス・ファリンゲティが今年2月22日にお亡くなりになりました。101歳でした。私は創業者についてよく知りませんでしたが、調べていくと言論の自由の英雄的な擁護者であり、文化人たちにとっての偉大な理解者を亡くしたのだと思いました。

f:id:umauma_gohan:20210910235216j:image

詩人 アレン・ギンズバーグの"ハウル"。ハウルは"吠える"という邦題です。この詩はビートニクのバイブルとなり、刊行まもなく発売禁止(わいせつ罪)にあいながらも、アメリカの若者の絶大な支持を得て、ヒッピームーブメントにつながる大転換を起こしたそうです。ローレンス(創業者)は言論の自由を謳い、この詩を擁護し、"ハウル"を出版したのが彼であり、このシティライツだったのです。感動しました。

f:id:umauma_gohan:20210909022324j:image

シティライツに来ると主人は真っ先に地下に潜って本を見ています。私は2階へ上がり、この屋根裏部屋の空間を楽しみます。私は書店の空間と匂いが好きです。

f:id:umauma_gohan:20210909022304j:image

f:id:umauma_gohan:20210909022210j:image

2階は詩の部屋。窓辺に置かれたロッキングチェアに揺られながら窓の外を眺めるとほっと落ち着くのです。この日は先客がなかなか譲ってくれず。(苦笑)ノースビーチの路地を抜けるとチャイナタウンがあり、窓の外はどこか懐かしい昔ながらの風景が広がっています。

f:id:umauma_gohan:20210911023502j:image

f:id:umauma_gohan:20210909022117j:image

f:id:umauma_gohan:20210910235244j:image

階段の壁には、錚々たる文化人の写真が飾られています。アレン・ギンズバーグハウルの作者)、ボブ・デュラン、マイケル・マクルーア(詩人)たちがここに集っていたようですね。

f:id:umauma_gohan:20210911011545j:image

早速、映画"HOWL"を観ました。詩に対し、裁判までかけられてたとは💦

CITY LIGHTS GOODS

f:id:umauma_gohan:20210910235818j:image

シティライツのグッズは日本でも人気があります。バッグをはじめ、Tシャツ、キャップ、バンダナ、赤ちゃんのロンパースまであります。ロンパースがクールすぎる👍

f:id:umauma_gohan:20210910235920j:image

今回はこのバッグを購入。黒のバッグはクタクタになるまで使いました。

f:id:umauma_gohan:20210909193228j:image

f:id:umauma_gohan:20210909192256j:image

本のグラフィックバンダナも購入。フクロウもバンダナを巻いてお出迎え🦉

f:id:umauma_gohan:20210910235259j:image

"ハウル"の本が出版された当時のカバーデザイン。

f:id:umauma_gohan:20210910235313j:image

"starving hysterical naked" ハウルの代表的な詩のようですが、素人なので詩は訳せません💦

f:id:umauma_gohan:20210910044818j:image
f:id:umauma_gohan:20210910044809j:image

Tシャツコレクションに火がついた主人……また増えた。

↓↓↓グリーンアップルブックス🍏

umauma-gohan.hatenablog.com

↓↓↓ロシアンヒルブックストア📚

umauma-gohan.hatenablog.com

『Vesuvio Cafe』

f:id:umauma_gohan:20210909022202j:image

シティライツの路地向かいにある『ベスビオ カフェ』歴史的なバーです。この建物は、イタリアの建築家イタロザノリーニによって設計され、1916年に完成しました。しばらく開いてなかったけど再開したようです。閉店したかと思った💦

f:id:umauma_gohan:20210911004318j:image

サンフランシスコに来た当初、主人に連れて来てもらいました。2階の窓辺は特等席です。

f:id:umauma_gohan:20210909022340j:image

f:id:umauma_gohan:20210911155733j:image

壁面前で歩いていた男性が絵になるな。昔ならタバコに火をつけるシーンといいたいところですが、現代は携帯を見る姿なんだな。(苦笑)

f:id:umauma_gohan:20210910214139j:image

f:id:umauma_gohan:20210910235340j:image

シティライツとベスビオカフェが描かれたバッグ。歴史に残る建物です。私のバッグコレクションもまた増えました💦

『Cafe Zoetrope』

f:id:umauma_gohan:20210909023027j:image

今回は立ち寄れませんでしたが、すぐ先には映画監督フランシス・コッポラのイタリアンレストラン『ゾエトロープ』があります。レストランが入っている建物はコロンバスタワーといいます。素晴らしいので機会があれば是非。

f:id:umauma_gohan:20210910082707j:image
f:id:umauma_gohan:20210910082804j:image

店内はコッポラ監督の映画に関する写真やポスターが飾られています。ソノマ郡にはワイナリーがあり、ワイナリーに行くと映画の撮影で使われた車や道具や衣装が展示してありますよ。コッポラのワインはここでも楽しめます。我が家もコッポラワインの大ファン。スッキリして飲みやすいです。

ノースビーチは文化と歴史が凝縮された街。ビルや建物が当時のまま遺されています。サンフランシスコは古い建物を大切に遺す街。それでも昨今は新しいビルの建設が激しかったり、閉店していく店もありながら、こうして今でも遺ってくれる建物や店に足を運ぶのはいいことだと思いました。気持ちがピリッと引き締まった散歩になりました😌

ウマの散歩日記

↓↓↓ ブログ村に参加しています。

見たよー★の合図やポチッとして頂けると大変嬉しいです🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

にほんブログ村 海外生活ブログ サンフランシスコ・ベイエリア情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村