umauma-gohan diary

〜サンフランシスコの暮らしと日々のうまうまごはん日記〜

結婚記念日

f:id:umauma_gohan:20220401052358j:image

思い出の食べ物

昨日で結婚9年を迎えました。お互い独身生活が長かったので「自分流」が強く、「共に」という生活に至るまで紆余曲折ありましたが、たまに喧嘩しながら仲良く暮らしています。(笑)

今はご飯のおかずや揚げ物も作れるようになりましたが、独身時代の私は家でご飯(米)を食べなかったので定食みたいな食事を作ったことがありませんでした。特に男性が喜ぶがっつり系のメニューを作るのは苦手でした💦 主人はご飯が大好きだし、本当によく食べるので結婚当初は何を作ったらいいのか分からず苦悩する日々。「もう鍋でええやん」と毎日思ってました😝

主人はきっと覚えてないと思いますが、私は今でもその食べ物を見ると当時のことを思い出す特別な食べ物があります。

それは「キャロットラペ」です。

夕方になるといつもご飯の支度をするのが憂鬱でした。でも何かしなきゃと思い、冷蔵庫にあった人参でキャロットラペを作りました。「これじゃご飯のおかずにならん」と分かっていながら、包丁を握ってひたすら人参を細く細ーーーく切りながら自分を責めました。おかずにもならないこの一品を作る為に約1時間。ドレッシングも作りましたが慣れてないので正直イマイチ。それなりに見える器に盛ってテーブルにトンと置きました。そして深くため息。いくら時間をかけて頑張っても、これじゃご飯は進まないよと落胆🌀

そのうち主人が元気よく帰ってきました。テーブルには蒼い器に盛られたオレンジ色のキャロットラペのみ。主人は(表面上は)驚きもせず「ありがとう」と言って喜んで食べてくれました。私は申し訳ない気持ちと情けない気持ちで、つらつら言い訳を並べていたと思います。

「えーーーっコレだけ?」って言われると確信してたのに(内心は「えーーーっコレだけ?」と思っていたに違いないけど)主人は私をフォローしながら、私に気づかれないように何か作って食べてくれたように思います。なんなら「えーーーっコレだけ?」って言われて、逆ギレした方が救われるとも思いました。(苦笑)

キャロットラペは今なら10分もあれば作れますが、1時間かけて作ったキャロットラペは今となってはいい思い出。キャロットラペを見るたび、この時のことを思い出します。情けなくて、悔しかったあの頃はもう笑いバナシになりました。

f:id:umauma_gohan:20220401052725j:image

主人は食事を作っても、掃除をしても、買い出しに行っても、今でも必ず「ありがとう」と言ってくれます。当時の卑屈な私は「なんでおべっかばかり言うんだろう」と怪訝な顔をしたり、素っ気ない態度をとっていました。それは単純に照れ臭かっただけですが「ありがとう」って言葉にずっと救われてきました。「ありがとう」って言葉の響きはエールにも似た気持ちが込められています。

コロナ禍で絆が深まる夫婦とコロナ離婚する夫婦がいると聞いたことがあります。我が家は前者です。パンデミック前に新しい家族になったサネとムネの存在もあって、さらに家族の絆が深まったと思います。

主人はコロナ禍の大変な時でも一生懸命働いてくれました。もし仕事を失っても「どんな仕事でも死ぬ気で頑張れば食っていける」と言った言葉は一生忘れることはないでしょう。毎日、しょーもないことで怒ってばかりの私ですが、いつもありがとうって思ってますよ。

我々の結婚記念日は主人のお父さんの命日でもあります。ちなみに私が渡米した日は主人のお母さんの誕生日です。なので日付を忘れることはないでしょう。結婚記念日は家族へも感謝の日なのです😊 同じ味で出てきたことがないと唯一文句を言ってくる豚の生姜焼き。安定の味で提供できるよう頑張ります😝

f:id:umauma_gohan:20220401052836j:image

↑最近作ったキャロットラペ

うまの感謝の日🙏

All photos by umauma

ブログ村に参加しています。ポチっとして頂けたら励みになります。読者登録よろしくお願いします🙇‍♀️

にほんブログ村 海外生活ブログ サンフランシスコ・ベイエリア情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村