umauma-gohan diary

〜サンフランシスコの暮らしと日々のうまうまごはん日記〜

私の料理


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家庭には家庭の味があります。

私たち夫婦も毎日のごはん作りの中で我が家のレシピができてきました。#うまうまごはん 

 

家庭のレシピには、時間も愛情もかかります。

 

数年前、私は血圧の数値が異常に高く、主人は薬で治さず、食事で治すように配慮したごはんを作ってくれました。そして私の血圧の数値は、以前に比べて随分下がりました。もともと高血圧の家系なので仕方ないところもありますが、塩分を控えた美味しい食事にとても感謝してます。食事の大切さを知りました。そのせいか我が家の味付けは塩分控えめかもしれません。

 

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雑穀米と豚汁

 

昔、頼りになるのは料理本や料理特集の雑誌。今やクックパッドYouTubeでいろんなレシピを参考にできますね。もちろんブログもそうです。使ったことのない素材や調味料、食べたことも見たこともない料理が家庭で作れる時代です。あとは簡単レシピや手抜きレシピは忙しい人の味方ですよね。私もたくさん参考にさせて頂きながら、少しずつ我が家の味にしていきました。

 

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ほうれん草の煮浸し

 

私はお婆ちゃん子だったので、小学生の時に祖母のお手伝いがきっかけで台所に立つようになり、一人で八百屋さんに行きたいと申し出たり、割と昔から興味を持っていたようです。父がお酒好きで、人を家に集めては食事を振る舞っていたので、酒飲みの好きな料理が並ぶ家庭でした。必ず刺身、魚の煮付け、お浸しや野菜の煮物が並び、小さい時はそれが嫌で嫌で。子供用のごはんは、気をつかいながら母が作ってくれました。父が外食嫌いだったので、祖母や母は毎日大変だったと思います。

 

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おでんと熱燗

 

私が小学生の時に使っていた唯一の料理本。シミもついてボロボロですが、今でも大事に持っています。中でも「肉団子の甘酢あんかけ」が得意で、和食以外食べない父に無理やり食べさせていた記憶があります。父が渋々食べていた顔はいまでも忘れません。


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私は辰巳芳子さんの食や料理に対する姿勢が好きです。私が外食ばかりの仕事人間だった頃、何がきっかけだったか覚えてないのですが、辰巳さんの講演会に一人で伺ったことがありました。「料理コンプレックス」……多分、私は料理する人にものすごい憧れを抱いていたのかもしれません。辰巳さんの家族に対する愛情や季節や素材を大切にする話に感動して、恥ずかしながら一人ウルウルしてしまいました。別冊太陽「辰巳芳子の家庭料理の世界」は宝ものです。私もこんな歳の重ねかたをしたいなぁ。

 

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私が本格的に料理をするようになったのはこちらに来てからです。主人は外食をあまり好まないし、はじめは料理ができない自分に落ち込んでイライラしました。めちゃくちゃ落ち込みました。でも主人は「今日のごはんは?」と私に聞いたことはありません。出来ない時はいくら疲れていても作ってくれました。私の家は男は台所に立たないという古い考えの家だったので、主人が台所で料理をするとプレッシャーに感じたこともありました。今はとても助かっています。

 

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マグロのあぶり焼き

 

料理は気を抜くと面倒くさくなります。それでも、時間がかかっても、丁寧に作りたいという気持ちで、繰り返し、繰り返しやっていくと、丁寧に作ることが当たり前になります。身につくのです。食べさせるだけの料理は食べる方も作る方も飽きてしまいます。

 

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冷やし中華

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海鮮丼

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お惣菜定食

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ちらし寿司

 

私は菜食主義でもないし、インスタントものや出来合いのものも使います。そこもなにか自分流の工夫がないか、美味しい食べ方はないか探るのが楽しみのひとつです。

 

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そうめんとおにぎり(つゆは2種類)

 

私がもっと食いしん坊なら、そのアイデアはもっともっと膨らみそうですが、食いしん坊じゃないところが残念です。好きこそ……っていいますよね。好きに敵うものはありません。自分だけのごはんなら何でもいいってところもあり、料理は人のために作るものだと思っています。喜んだ顔や美味しいという言葉が一番のご褒美ですよね。

 

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ひとくちカレー

 

私の友達の子供ちゃんは双子の男の子で、まわりのお友達よりグンをぬいてワンパクみたいです。毎日、本当に大変らしく、毎日、大声で怒って疲れるそうです。その友達から聞いた話で私がとっても好きな話があります。その子たちが「ママのごはんが一番すき。一番おいしい。」って言ってくれるんだそうです。もうとろけそうでした。そんなこと言われたら、いっぱい美味しいもの作りたくなりますよね〜。食べ盛りボーイズのごはん作りは大変ですが、その言葉に救われると言ってました。

 

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おむすび弁当

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野菜のせキーマカリー

 

私は日本の生活の方が長く、サンフランシスコの生活は4年。地場に馴染むために積極的にやったことは、バスの行き方を覚え、地元のスーパーマーケットやファーマーズマーケットに足繁く通ったことです。一人でバスに乗り、よく歩きました。

 

ファーマーズマーケットの屋台ごはん
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チキンティカ、茄子、ほうれん草のカレーコンボ

グルテンフリーライスと焼きたてのナン付き

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茄子カレーと100%のバラジュース🌹

 

こちらにきてピザやハンバーガーも食べれるようになったけど、やっぱり和食や粗食が好き。土地のものや、土地の料理を、日本の文化とミックスできたら楽しいだろうなと考えてます。いろんなことを足したり、引いたりして楽しんでいきたい。

 

これからも料理を中心にブログを書いていこうと思います。料理は暮らしの一部。コーヒーを淹れたり、植物を育てたり、音楽に癒されたり、友達と話したり、家族で泣いたり笑ったり……そこに食の美味しいヒントが隠されていると思います。生意気なことも書いたりすると思いますがお付き合い頂ければ嬉しいです。

 

暮らしを愉しむ。食を楽しむ。

まだまだ先は長いようです。

 

うまうま

 

Home cooked meals by umauma family

All photos by umauma

 

 

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