今日はいつもとは違う内容でお送りします。重い内容なので読みたくない方はスルーしてくださいね。
「フレネミー」ってご存知ですか？
フレネミーとは「Friend フレンド」（友達）と「Enemy エネミー」（敵）を合わせた造語で「友達とみせかけた敵」という意味を表します。
フレネミーは友人を装って近づき、相手の信頼を得て安心させてから、自分が得するように行動したり、相手を不幸に陥れるように裏で操作したりする人のことです。利用できるものは利用して、自分が優位に立つことがフレネミーの目的。仲良しだと思っていた友達が、実はあなたを裏で操作して陥れる敵だった、と分かった時の恐ろしさ。女友達に多いといわれますが、いえいえ、男女共にそういう人はいるのです。フレネミーについては、以前から取り上げたかったテーマ。今日はそんな怖〜いフレネミーのハナシをしたいと思います。長いです💦
実は私の近くにもこのフレネミーが存在していたのです。
フレネミーの厄介な点は直ぐには気づかないこと。仲の良い友達であり、いい人だと信じているので疑ったりすることはありませんよね。しかし、気づき始めると非常に分かりやすい特徴があります。私の経験談を話す前に「フレネミーの特徴・心理・対策」を取り上げたいと思います。
【フレネミーの特徴】
①表では良い顔をして、裏で悪口を言う
表向きは人懐こかったり、優しくて良い人を演じ、裏ではその人の悪口やウソの噂話をまき散らします。さっきまでその人の悪口を言っていたのに、その相手が現れると急に態度を変えて仲良さそうに接する人は要注意人物です。
②すぐに「親友」と言う
フレネミーは「親友」という言葉を使って近づいてきます。私もその言葉を信じて振り回された一人。一方的に「親友認定」してくる人は要注意です。あと、不自然な近寄り方をしてくる人にもご用心ください。
③ 他人の不幸が大好物
フレネミーは人の不幸が大好物！表向きは同情しながら、不幸話に目の色を変えて飛び付いてきます。フレネミーと気づかずに相談なんてしようものなら、心の中では楽しんでいるのです。そして、それを平気でバラす。面と向かって咎めると「知らなかった」「言ってない」と責任逃れや誰かのせいにしてトボけます。都合が悪くなると逃げたり誤魔化したりするのもフレネミーの特徴です。
④「嫉妬心」が強すぎる
フレネミーは、幸せそうな人、地位が高い人、人から注目されてる人、なんにでも嫉妬します。引きずりおろしてやろうと本気で思っています。「あなたの悪口言ってたよ」とわざわざ言って人間関係を悪くさせたり、ウソの情報操作までして関係を壊そうとします。逆にこちらが有利になることは知っていても絶対に言いません。
⑤「得」があるかどうかで人を選ぶ
損得勘定がすごいなぁ〜と思うことが度々ありました。選ぶのは人柄ではなく、自分に得があるかが基準。常に自分が得することを考えていて、なんでも天秤にかけます。そして、自分が損をしたと思うと烈火のごとく怒ります。
【フレネミーの心理】
フレネミーはなぜ人を不幸に陥れるような行為をするのでしょう。
①自己肯定感が低すぎる
フレネミーは自己肯定感が低いので、誰かを陥れることによって自分を上げるという悲しい行動に出ます。自分と人を比べて、自分が絶対敵わない人には攻撃しません。ひどい誹謗中傷をされた……急に周りの態度が変わった……など、実はあなたの身近な人がフレネミーなんてことがあるかもしれません。
②強い嫉妬とコンプレックス
フレネミー傾向がある人は、強い嫉妬心とコンプレックスがあります。嫉妬心やコンプレックスは多かれ少なかれ誰にでもあるものですが、フレネミーの嫉妬心は異常で、相手の評価を下げたり、引きずりおろしたりします。
③罪悪感を感じない
悪口をいったり、相手を陥れるような行動をとっても罪悪感を感じません。逆に「ざまぁみろ」と思う傾向があります。薄ら笑いを浮かべる人っていますよね。あの薄ら笑いって、本人は気づいてないと思いますが本性がよーく分かります。
④人の「幸せ」は自分の「不幸」
自分よりも幸せな人は絶対に許せない。自分より得をしてる人は横取りしてやりたい。羨ましいという気持ちが行き過ぎて「妬み」になってしまうのがフレネミーと呼ばれる行動を取ってしまう原因です。
【フレネミー対策】
フレネミーの存在に気づいたら対策が重要。直ぐに実践してください。
①とにかく近づかない
とにかく会わない、近づかないことです。難しい場合は、会う回数を減らす、二人では会わずに大人数で会う、会話を避けたり、意識的に接する機会を減らしていくことが大切です。何度も連絡がきたら直ぐに返事をしないこと。無視をすると恨まれるので適当な理由を作ってゆっくり離れることをオススメします。
②幸せな話や自慢話はしない
自分の身を守るためにも、幸せな話、嬉しい話、プライベートな話は一切しないようにします。フレネミーはターゲットの情報が知りたくて仕方ありません。上手に根掘り葉掘り質問してきます。そして自分の話はしないのがフレネミーの特徴。何かアドバイスしてきても、その人のためではなく全て自分のため。フレネミーの話は聞き流し、決して同調してはいけません。同調するとあの人もそう言ってたよ〜と変換されます。
③悩みや愚痴は絶対に話さない
人の不幸話が大好物なフレネミー。弱みや悩みや愚痴をこぼすのは厳禁です。いいネタが入ったとばかりに裏で面白がられます。そして、本人の前では同情してみせるのです。
④自分の大切な人には絶対に会わせない
フレネミーはその人の人間関係に入り込み、悪口や噂話を撒いて人間関係が破壊するように仕向けます。なので、大切な人は絶対に紹介しないでください。特に付き合いが浅い人、縁を深めたいと思っている人、ステキな人、あるいは恋人も。ステキな関係は躍起になって壊そうとします。
残念ながら、私の側にも二人のフレネミーが居ました。ここからは私の経験談をお話しします。
【私がフレネミーにされたこと】
一人目。大学を卒業した後、一人のクラスメートから頻繁に連絡がくるようになりました。大学時代は接点もなく、なぜ、彼女が卒業後に私に連絡してくるのだろうと不思議に思っていました。そして、毎日、電話をしてきて、私の状況を聞いてきました。当時の私は素直に嬉しくて、頻繁に食事をしたり、お茶を飲んだり、私の友達を紹介したり、将来の夢を語ったりしました。彼女はその内、私を「親友」と呼ぶようになりました。私は「親友？」と思いつつ、時間の経過とともに、まんまと「親友」という言葉の呪縛に縛られていきました。ここに書ききれないほど信じられないことをされましたが、結果から言うと、彼女は私の仕事の状況を聞き出し、私にはひと言もなく、知らぬ間に私の上司に取り入り、いつの間にか隣のフロアで仕事をしてました。そして、私の担当の仕事を奪い、最後は非常に分かりやすく裏切って会社を去っていったのです。今思えば、彼女は卒業後の自分の仕事に満足してなかったのかもしれませんね。「親友だから」と言いながら、私を利用して会社に入ってきたのでしょう。当時、私がお付き合いをしていた人にもちょっかいをかけ、その人から「あの子は気をつけた方がいいよ」と忠告されていたにも関わらず、親友だからそんなはずはないと思っていたのです。数年前に風の噂で聞いたのは、大事な人からまた色んなものを奪って去っていったようです。典型的なフレネミーでした。
二人目は仕事も絡んでいる男友達でした。やはり頻繁に連絡してきて、最後に必ず「一緒に仕事したいよね」と念押し。調子いいなぁー、図々しいなぁーと思うことが度々ありました。それでも信用してプライベートの話をしたら、どうやらそれを裏でバラされ、話を歪めて笑い話にされていたことを知り、もう付き合えないなと思いました。信用できない。仕事を辞めてからもお願い事が続いたり、都合が悪くなると知らん顔して逃げたり。これもフレネミーの典型です。
私は結婚して海外暮らし。フレネミーは美味しい汁を吸いたくて、ここぞとばかりに寄ってきます。フレネミーがよく分かる一幕をご紹介してみますね。以下、クチが悪くなります😜
⚫︎裏で悪口を言ってるのに世話になろうとする
→バレてないと思っているのでしょう。裏では笑いものにしながら、私には遊びに行きたいと懇願してくるのです。
⚫︎海外に行ってから「親友」と呼びだした
→日本に居た時は親友なんて言われたことはなく、海外に行ってから親友と呼びはじめました。これは「海外に親友がいる自分」の自分アピールでしょう。
⚫︎そちらに行ったら旦那ちゃんのお弁当作るよ〜
→主人を紹介したこともないのになんで？そして会ったこともない主人のことを愛称で呼ぶのも不思議。これは自分から泊まらせてとは言わず、泊まりにおいでよとこちらに言わせようとする作戦。
⚫︎色んな店、知れた？英語できるようになった？
→色んな店に連れてってのアピール。そして、あなたのアテンドのために英語を勉強してる訳ではありません。
⚫︎遊びに行きたいわ〜。ご飯よばれたいわ〜。
→ラクして（なんならタダで）海外旅行が楽しめると思っているのです。友達が住んでてラッキーくらいなもの。これも笑ってスルー！
⚫︎友達できた？お隣さんと仲いいんだよね？
また人の人間関係に入り込もうとしてますね。人が築いてきたものにすぐ乗っかろうとするのも特徴。
非常に分かりやすいですよね。何でも欲しがるテイカーとフレネミーに餌を与えてはいけません🙅♀️
タダで泊まれる、世話してもらえる、家の中が見える、どんな暮らしか知れる、家族や友達の情報が得られる、なんか話のネタになることはないか、と思っているのを感じたことと、あまりにひつこいのでガガガガーと扉を閉めて鍵をかけました。そして、プライベートの様子が分かるInstagramも退会しました。これで終わりです。
フレネミーはとても執念深いので、本当はゆっくりゆっくり時間をかけて離れるのが得策です。私はスパーーンと離れたので「こんなひどいことをされた」と逆怨みされそうですが、プライドが高いのでそれ以来連絡はありません。共通の友達が多いし、離れていく人もいるかもしれませんがこれは仕方ないですね。逆にいい機会かもしれません。あと、ふと思ったのは、誰でもフレネミーになる可能性を秘めてることを忘れてはいけません。多かれ少なかれあるあるの話です。早めに気づいて、早めに回避したいものです。
【最後に】
親友って、一人いるかいないかです。あるお坊さんの説法が心に沁みました。「大切な友達は、困った時や大変な時に支え合える人。親友は、自分が大変な時でも相手の幸せを心から喜べる人。」自分が大変な時に相手の幸せを心から喜べるって、出来そうでなかなか出来ることではないから親友なんですよね。軽々しく「親友」って言ってくる人は信用できません。悩みはすべて人間関係から。不快な人間関係は勇気をもって断捨離です。今日はとても重い話をしてしまいました。以前から取り上げたかったテーマで、ずっと下書きに残したままだったので、やっと胸のつかえが取れました。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。フレネミーには気をつけましょう！
うま語り🙎♀️
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